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3 4 向こうにいるのはツグミ
5 近衛邸跡の池でカワセミ 6 ムクロジを見ていたら、イカルが…(円内)
7 葉柄痕? 8 トラツグミの姿に注目
9 カワセミの説明 10 童心にかえってドングリ拾い
11 センダンの木 12 青いきれいなジャノヒゲの実
13 アオキの実 14 堂々としたエノキの巨木
15 地衣類、ウメノキゴケの仲間 16 鉄細菌
17 18 ヒラタグモ
19 ゴキブリの仲間? 20 葉の裏に成虫で越冬するウラギンシジミ
21 ミミズ探し?のシロハラ 22 ツグミ
23 センダンの実を食べるヒヨドリ 24 あっち向いたりこっち向いたり、シジュウカラ
25 イカルの飛翔 26 近衛邸跡の池のカワセミ
27 ルリビタキの水浴び 28 ヤマガラもやって来た
29 鵺の汚名?トラツグミ 30 キマダラカメムシ
31 樹皮の後ろにコカマキリの卵鞘 32 ジンガサハムシ
33 準絶滅危惧種・ヒメカマキリ 34 お尻に白い毛束、フサヤスデの仲間
2018年度活動記録(01)
京都御苑自然観察会  第153回友の会
○ 日 時: 2018年1月21日(日)
○ 集 合: 中立売休憩所横
○ 天 候: 晴れのち曇り
○ 参加者: 55名(内子供3名、スタッフ15名)

新年最初の観察会、風もなく穏やかに晴れた(明日から寒波襲来の予報)。大寒過ぎて春に向かうのみで本年も観察会を楽しみましょうとの代表挨拶。いくつかの他団体の観察会もあるのでそちらについて行かないように(笑い)との注意を聞いて出発。

広い苑路を見渡せば静かな趣。コースは南北に長い御苑の北半周を回る。さて北に向かう前にどうしても見たいドングリあり。少し南へ。その主はシリブカガシ(マテバシイ属)。ドングリの底が平らでなく少し凹んでいるのが名前の由来(尻深)。同属のマテバシイ同様渋みがなく食べられる。待てばシイのように美味しい話も。

少しゆったりペースで北へ。まだ、ぶらりんと残っているセンダンの実を見上げて松林を進み縣井の方へ。足裏に枯枝や枯葉の堆積を感じながらもう一つの主役、この時期ならではの鳥たち(遠く大陸などから越冬のため渡ってくる)の観察も始まる。

ツグミの楽しい解説や身近な鳥のカラス(ハシブト、ハシボソの違い)、ヒヨドリ、キジバト等の話も聞きながら、宮内庁京都事務所のそばに至るとその庭で、ちょうどツグミが解説通り歩いては止まりして胸を反らせている。(歩いてる間ダルマさんが転んだと早口で言うといい間合いで止まる)。結構真剣にやってらっしゃる方も。事務所門の植え込で、ジャノヒゲ(竜の髭)の青紫色の実を見つけ、よく参加している女の子が庭に投げてみた(野鳥はくるかな)。

乾御門、児童公園の方へ。御苑は明治期から整備されたから自然林ではないが、ケヤキ、エノキ、イチョウ、クスノキなどの巨木が点在している。ケヤキの大木の樹皮の紋様が(剥がれてウロコ模様)おもしろい。また樹皮の裏側には小さな虫やクモが越冬している。下見の時にはウシカメムシとクモが張り付いていた。今日は樹皮上にキマダラカメムシがいた。小さな生命にも敬意。

落ち葉をかき分けながら進むとイチョウの巨木には落雷の痕らしきあとが。スダジイ、コジイ(ツブラジイ)などの林を進む。外周近くにはイヌビワ、ヤツデが植わっている。ヤツデの花の後は軸が天然のマッチ棒に変身?

近衛池に向かうが何もいないので過ぎようとすると、どなたかが見つけた。池の端、沢のそばの岩の上にコバルトブルーの姿。カワセミです。今日はプロミナー3台が活躍。姿が鮮明に見えると参加者も喜ばれていた。

林を見上げるとエナガを先頭に、シジュウカラ(ネクタイ姿の説明あり)、ヤマガラの混群を目で追う。他に素敵な声のイカル、名前の通り腹が白っぽいシロハラ、ギィーと飛んでいくコゲラも見えたり見えなかったり。写真も見ながら確かめます。声で識別できれば大したもんだ。

今出川御門の道にはムクロジの木。ふたが付いたような実を振ると存在感のある種の音がする。黒っぽい種は羽根つきの羽根のおもしになった。羽根つきをしなくなっては、羽根の重りと言われてもピンとこないかな。

皆おなかが空いているので昼食場所の母と子の森に急ぐ。途中カゴノキ(樹皮が鹿子のような模様)あり。バードバス(小鳥の水浴び場)は通過したが後で聞いた話ではルリビタキのシャッターチャンスをものにした人がいた。

12時20分頃昼食。昼食後の店開きではドングリの説明や(日本のドングリは22種)、イチイガシ、シリブカガシの試食も。シリブカのドングリは表面がロウ状で火であぶって磨くとつるつるに(実演)。カワセミの雌雄の見分け方、コゲラの貴重な子育ての写真やトラツグミの鵺伝説(ヌエと云うは深夜の鳴き声が妖怪とまちがわれた)の話を聞く。

後半コオロギの里をメタセコイアと迎賓館の塀を見ながら通過して砂利敷きの苑路に出た。後は中立売門の方にもどる行程。途中ケヤキの逆ほうき形の美しい樹形や竹囲いのスダジイ(ナラ枯れを防ぐためねばねばした虫よけを塗布してある)を見る。少し遠く松の木の下、開けた地面にビンズイがのこのこ歩き。建礼門近くにオガタマノキ(請霊の木、モクレン科。1円玉の裏を見てね)。

またどなたかが見つけたようだ。南方の松の木の下、地面をなんとヌエ伝説の主が歩いている。2羽いる。観察の時は広い砂利敷、音で逃げないか、犬の散歩の人で逃げないかと気にしながら。

少し高揚したところで解散地へ。途中、近衛池で見かけた双眼鏡をかけた外人夫婦(多分)と再会し英語で談笑?の輪には筆者は入れず。14時20分頃解散となりました。ドングリ、鳥と盛り盛りの観察会でした。(榎)



(2018.1.21)



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