
宮崎県霧島連山。その主峰「高千穂峰」のコニーデ型の美しい山容は、他の追従を許さない。 『古事記』には天孫降臨の山として伝えられており、山頂には天の逆矛が燦然とそびえ立っていた。 登山口には、その昔霧島神宮があったが噴火で焼失。今は古宮跡となっている。
今回の縦走は一日目、大浪池登山口に車を置いて登山開始。コバルトブルーの大浪池のそばまで下り、 池を半周した後、霧島の最高峰・・・韓国岳(1700m)に取り付く。天気は快晴!! この山の丸っこい山容が 記憶に残っていたが、実はこの山もコニーデ型で、火口壁の厳しい岩肌も見る事ができた。山頂に立つと、 独立峰の高千穂峰(1574m)が眼前に現われてくる。韓の国(朝鮮半島)まで見渡せる事から付いたその山名は納得がいく。 素晴らしい眺めだ。
なだらかな獅子戸岳を越え、ミツバツツジのトンネルをくぐり抜けと新燃岳に至る。思わず歓声を上げた。新燃岳の池の色は、 筆舌に尽し難し。火口の稜線を辿り、中岳にいたる頃には、高千穂峰の赤い岩肌、火口も臨めるほどに近づいている。 まさに天上漫歩の呈。このコースで良かったとは皆の一致した感想。眩しいほどの新緑の中を高千穂河原に下り、タクシーで 大浪池登山口へ。この後、乳白色の新湯温泉に浸かり疲れを癒す。えびの高原ホテルに宿をとり、ゆっくり眠れたのも良かった。
二日目、いよいよ高千穂峰山頂を目指す。火山礫と軽石の急斜面には、思わず富士登山を思い出していた。坂本竜馬と妻おりょうが新婚旅行で登った山としても有名。 素晴らしい眺め、素晴らしいコース計画と愉快な仲間達に深く感謝します。